ドルノド県のメネン草原は海抜 600m、ボイル 湖西岸の南北 90km、東西 60km 余りの広さを誇る。 ヌムルグ、ハルハ両河の 流域と接し、ハネガヤ草など多年生植物が豊かで、大海原のように美しく輝 いて見える。 モウコガゼルや狼など希少な野生動物が生息する美しい自然が残さ れた世界最大の草原である。 メネン草原では毎年数千頭のモウコガゼルの群れが 越冬する。1939(昭和14)年5月11日、満州国とモンゴル人民共和国との国境付近にあるノモンハンで、国境線をめぐって両国による紛争が発生。これが日本・ソ連による大規模な軍事衝突「ノモンハン事件」へと発展した。今では、日本人墓地跡に大きな慰霊碑が建てられ、多くの日本人が訪れている。
ヘンティ―県のダダル...
1939 年にはノモ...